物損事故で届出しない

By | 2018.03.03

交通事故被害に遭った方の中には、事故直後に目立ったケガや痛みもないということで物損事故として片付ける方がいます。人身事故にするとなんとなく面倒くさいことになるのではないかなど理由は人によっていろいろあるでしょうが、物損事故として届出をするのは避けましょう。物損事故として処理することは、被害者にとって不利益しかないといっても過言ではありません。

まず、物損事故にすると人身事故にする場合と比較して、示談金として請求可能な金額は非常に安くなってしまいます。さらに物損事故の場合には相手方に対して慰謝料の支払いを求めることはできません。物損事故として交通事故問題が片付いてしまうと、金銭面で大きく損をすることになってしまうのです。

書類また、物損事故では実況見分調書の入手が不可能です。この書類には事故内容の詳細が書かれており、事故のことを証明する重要書類で、実況見分調書がなければ自分の主張を証明したくても信憑性がなく、納得のいかない安い示談金で話をまとめざるを得なくなることがあります。

このような理由で、交通事故被害に遭った方は物損事故ではなく人身事故として届出をしたほうがいいのです。なお、物損事故として一度届けてしまった場合でも、あとから人身事故に変えることもできます。少しでも体におかしな変化が出てきたときには、すぐに人身事故への切り替えのための行動を起こしましょう。